
NES版M.U.L.E.をプレイしました。
購入自体は結構前で「こりゃ面白い!紹介しよう!」と思ってすっかり忘れてました......
内容は惑星開拓を題材としたシミュレーションゲームです。

タイトル画面。
ゲーム中で出てくるM.U.L.E.はこのグラフィック。ラバのロボット風ですね。
一方ボックスアート(ブログ冒頭のもの)だともっとリアルな雰囲気。宇宙ラバ?
他の機種のボックスアートでもM.U.L.E.はさまざまな描かれ方をしていますがだいたいロボット風なので、リアルなラバのボックスアートはNES版の特徴の一つかもしれませんね。
M.U.L.E.はもともとはAtari 800でリリースされたゲームでCommodore 64等にも移植されています。
国内ではPC-8800シリーズやMSX2/X1などに移植されていました。
簡単にルール紹介
- 惑星「Irata」(Atariを逆から読んでいる)に入植したプレイヤーは土地を取得し、M.U.L.E.を利用してFood/食料、Energy/エネルギー、Smithore/鉱石などの資源を生産
- 食料が不足すると行動時間に制限が出る。エネルギーが不足すると生産に影響が出る。両者は市場でも購入可能
- 資源は市場で売買可能。オークション形式であり価格は変動する
- 最終的に 資産(現金・土地・資源)の合計が最も多いプレイヤーが勝利


幸い今はネット上を調べれば詳しいルールが記載されているので参照されるのが良いかと思います。
先人の知恵に感謝。
種族もいろいろ選べます。今回はHumanoid/ヒューマノイド(上記の青いキャラクター)を選びました。
よく見ず選んでしまいましたが所持金マイナス400でスタートするので難易度高め......ということを後から知る。
逆にFlapper/フラッパーという種族は所持金プラス600でスタートするのでプレイしやすくなります。
ちなみにCPUが選ぶのはMechtron/メクトロンという種族。ヒューマノイドとフラッパーを除けば見た目以外の違いはないという話ですが未確認。
ヒューマノイドとフラッパー以外は気分に合わせて好きな種族を選んでしまってもよいのかもしれませんね。
勝利条件はとにかく他者より多く資産を確保すること。
資産の確保において序盤・中盤・終盤でやるべきことが変わっていきます。
序盤はインフラ確保、中盤に安定化し、終盤にかけては収益を得る。
鉱石採掘して売るのが基本ですが、他プレイヤー向けにエネルギーや食料などのインフラを売っても良い。
価格はオークション形式で決まるのでこの辺の駆け引きがM.U.L.E.の醍醐味と言えます。
最低限のルールを理解したところでプレイしましょう。
ゲームモードは3つあります。Beginner、Standard、Tournament。
難易度というより細かいルールの違いになります。
まずはプレイしやすいBeginnerでプレイ。
最初にやることは土地の確保。
自由に選ぶのではなくマップ上をカーソルが動くので欲しいところでボタンを押します。
欲しい場所をCPUが確保してしまうときもあります。
次にM.U.L.E.を購入。合わせて土地の開発用ツール?を購入します。
今回はエネルギーを購入。


青が私の土地。エネルギーを採掘します。おそらくこの採掘もM.U.L.E.が行っている模様。
左側にある黄色いバーが残り時間で自動的に減っていきます。この残り時間の範囲で活動をします。
前述のM.U.L.E.購入時もM.U.L.E.を自分の土地に連れて行く時もずーーーーっと減ります。だからみな中央の町の近くに土地を確保しているのです。
何もやることがなくなったらパブ/Pubへ行ってギャンブルで稼ぐ。ここでは必ず勝ちます。つまりお金が増える。
ただどのくらい儲かるかは残り時間と連動します。
その後は使用した資源と生産した資源の確認、それから資産の売買です。
資源はプレイヤー間や市場で売買します。ルール説明でも話したとおりオークション形式で値段は変動します。最初のターンなのでほぼ売買なし。
そして次のターン。再度土地の確保からスタート。
食料を作りインフラ確保。更に次のターンで鉱石を掘る。
時々イベントが発生します。各プレイヤー個別のイベントと参加者全員に影響する全体のイベント。
個別のイベントはたいていお金の増減。全体のイベントは各種資源生産の増減や海賊による全鉱石強奪(!)など。
Beginnerは実質チュートリアルみたいなものだと思っています。
期間は6ヶ月(6ターン)で売買が本格化する前にゲームが終わる感じです。
インフラ整備したあとは鉱石掘りにシフトします。
エネルギーが余っていたので4ターン目にエネルギーを鉱石に転換。

Jみたいなマーク(鎌?)が食料。稲妻マークがエネルギー。もう一つのつるはし+スコップが鉱石採掘。
鉱石3か所に食料1ヵ所。鉱石大量生産で所持資産が大きく増加。
インフラ安定が見込めたので稼ぐフェイズに入ったということですね。あとは鉱石じゃんじゃん採掘します。そして市場に売ります。
エネルギーはそのあとのターンで再生産しましたが市場で買っても良かったかもしれません。

6ターン終了後の順位は1位。
1プレイの時間は大体30分ぐらいですかね。
ターンはあるものの行動の制限時間がある「半リアルタイム」ということもあり効率の良い操作が求められます。
ということで次は更にルールが増えたStandardを選択。
期間はBeginnerの倍の12ヶ月(12ターン)。加えて土地の売買などルールが追加されています。

進め方はBeginnerと同じくインフラを用意して鉱石採掘......にしようと思ったら今回CPUがインフラをあまり作っていなかったので私がインフラ供給元となりました。
Beginnerではそれほどプレイヤー間でも資産売買が発生しませんでしたが今回は積極的に売買します。
エネルギーや食料をここぞとばかりにCPUに高値で販売。


売り手買い手は上下の移動で値段を決めます。
この時はエネルギー1ユニットにつき204で販売しました。
ここでも制限時間があるので欲をかくと売り切る前に時間一杯になることも。そもそも想定額での売買が成立しないケースもある。
この駆け引きが熱いのです。
結果として大きな利益を得てこの時点では1位に。
このままインフラ販売でいけるか?と思いきやCPUもインフラを用意し始める。
CPU同士の販売も始まりインフラの共有は潤沢に。

繰り返しですがJみたいなマークが食料。稲妻マークがエネルギー。
マップ上でもCPU側の供給が増えてます。
ということは......CPUは私の生産した食料やエネルギーを買う必要が無い。
つまり自分の持ち分が売れない......あれ、戦略が......崩れた......!!!
これに気づいて慌てて鉱石採掘に切り替えるものの、時すでに遅し。完全に出遅れ。
CPUはとっくに鉱石採掘重視に切り替えています。
お金稼ぎとしては山に住むWanpus/ワンプスを捕獲するという方法もあるのですが、もはやそれでは埋められないぐらい差が広がっていく。

鉱石所持数の圧倒的な差。グラフだと分かりづらいので数値に着目。
私は36ユニットしかありませんが緑とピンクのCPU2人が60ユニット以上所持しています。
加えてお金も負けてます。全12ターンの11ターン目でこれだともう逆転は難しい。

ということで最終的な順位は3位。鉱石とお金をたくさん所持していたピンクのCPUが1位となりました。
敗因としてはインフラ販売から鉱石への切り替えタイミングを見誤ったようです。インフラが安定するとCPUは買ってくれず、商売として成立しなくなりました。
資産価値が高いのは鉱石なので正攻法でいくならBeginnerと同じように鉱石販売を拡充すべきなのですがそれに気づいたときにもう遅かった。
それ以外にも土地確保でのミスなども響いています。鉱石確保に適した山をあまり確保できず。
1プレイの時間は1時間ぐらい。12ターンあるので単純にBeginnerの倍はあります。
M.U.L.E.はプレイヤー間での駆け引きを重視しつつ、ビデオゲームとしての特徴(移動や時間制限)が出ているのがポイントだと思われます。
これはNES版でも十分楽しめます。
他機種版と比べるとNES版は低評価らしいのですが、私は十分楽しめました。※他機種版をプレイしたことがないのであまり深く述べられませんが
確かにサウンドほぼ無しといった点はあるのですが「駆け引き」という部分はNES版でも大きく変わらないのではないかと思っています。
例えばオークションの駆け引きや市場の変化といった特徴はしっかり体験できました。
なお、今回プレイしませんでしたがTournamentでは資源にCrystite/宝石が追加されるとのこと。
感想としては遊べば遊ぶほど楽しくなるゲームだと思います。
攻略方法もいくつかのパターンがありそうです。同じ戦略でも通用するとは限りません。
同じものを生産する土地の数や、隣り合っているかなどでも生産数が変わります。
そして市場の変化によって適切な戦略が必要なことはBeginnerとStandardのプレイで経験済み。
状況を見て動き方を変えられるか。これがM.U.L.E.というゲームの面白さだと感じます。
