ミッドウェイゲームズのドキュメンタリー「Insert Coin」を見ました。
関係者のインタビューと当時の映像を交えて作成されたドキュメンタリーです。
一番の目当てはモータルコンバット。
実写取り込みの様子などが収められているとのことで興味津々。
最初はミッドウェイゲームスを買収したウィリアムスの話から始まります。
そこで紹介されるのがNARC。
実写取り込みの超バイオレンス横スクロールアクションです。
上記は以前紹介したMidway Arcade Treasures 2の記事より。
私もプレイしましたが血はドバドバ出るわ体は爆裂四散するわでかなりのインパクトがありました。
当時も相当インパクトがあったことが述べられています。
そのあとスマッシュTV、ウィリアムスによるミッドウェイゲームス社の買収話、ターミネーター2(ガンシューティング)などが紹介されていよいよモータルコンバットの話です。
モータルコンバットのキャラクターとして最初に撮影したのがジョニーケイジとのこと。
左が撮影時。右が実際のゲーム画面。
なるほど、このように撮影してイメージを取り込んでいったわけですね。
リュウ・カンのFlying Dragon Kick(前・前・HK)。
空中技用の補助用器具が確認できます。
階段状になっているのは斜め下へ手足が伸ばせるようにするため。
ライデンのTorpedeの姿勢を説明しているところ。
上記含めさまざまなキャラクターの撮影風景が確認できました。
映画版モータルコンバットの話も含まれています。
ゴローを実写化するのは課題だったようで、アニマトロニクスのゴロー上半身を演者がかぶって4本腕を再現したそうです。
上2本がアニマトロニクスで下2本が演者。
ゴローの全身像の映像もあったので場面場面でいろいろ使い分けていたのでしょう。
終盤は斜陽を迎えていくミッドウェイゲームズ社(と従来のアーケードゲーム産業)の話。
最後はThe Gridというアーケード機の話。
ミッドウェイゲームズが最後に出したアーケード機でTPS操作のデスマッチゲーム。
全体的にはスマッシュTVの世界観。
最大で6人対戦が出来たらしい。
操作は自機の移動兼射撃用のジョイスティック、及びエイミング用のトラックボールの併用となっていました。
またPLAYER CODEの取得・入力でプレイヤー状態の記録が出来たとのこと。パスワードですね。
2000年の発売とのことなのでDOOMやQUAKEなどのFPSを意識していたのでしょうか。
ちょうど同じ時期にセガからも出ていたアウトトリガーというFPSタイプのゲームが出ていました。
日本語字幕はありません(英語字幕はある)。とはいえ開発の様子など貴重な映像が目白押しです。
ブルーレイが公式サイトで購入可能なので気になる方はどーぞ。