以前、接触の悪いファミコンカセットの話をしましたが、中にはかな~り状態の悪いのがあったりします。
手持ちのものでひどいのは↓これ。
※殻割してます
酸化皮膜で生じる黒い色を通り越して赤くなってます。
写真に写ってる接続端子はどれも状態が悪いのですが、とくに右から4番めがひどいかと。
この面の全体や裏面と比べるとよく分かります。
全体。
左側は比較的きれい。
同じ箇所の裏面。
こちらも変色はなく、きれいです。
さて、こいつの正体と原因なのですが、さびが原因の金メッキはがれと予測。
赤いのは銅の地肌が見えちゃってるんじゃないかと。
さびからスタートしているのは間違いないと思います。
なお、この状態でも動作します。
最初はNGでしたが、綿棒や無水エタノールで念入りに掃除したら動くようになりました。
メッキはがれただけですからね。
ただ、今はそれで動いてももっと年月が立てば完全にNGになる可能性は高いでしょう。
防錆用のメッキはがれちゃってますので、地肌の銅がやられちゃうかと。
何とかするとしたら防錆剤入ってる接点復活剤の使用になるんですかねぇ~。
ただ、それを行ったとしても根本解決にはならなそうですし、本体の接続端子にも何らかの影響出るといやなので、上記のソフトはこの状態を見つけた時に買いなおしましています。
ちなみにソフトは「水島新司の大甲子園」。
1990年発売のソフトでファミコン後期にさしかかったあたり。
ファミコン初期のソフトは当時の保管状態があまり良くなかったり、頻繁に遊んだせいで接続端子真っ黒な場合がありますが、1990年ぐらいのソフトだとそれほどひどいのは少ない。
そもそもこのソフトは外見もきれいで、端子がこんな状態だとは思わなかった。
なので、「何らかの特異な原因」でこのように非常に状態の悪いものとなってしまったものと思われます。
・・・・・・「何らかの特異な原因」、と予想したものの、それって何なんだろうか。
片面の片側だけ状態が悪くなるような。
エアダスターで接続端子部分のほこり飛ばしたときに結露が発生して、そこだけ水分のふき漏れ→そのまま保管→さび発生とかでしょうか。