接触の悪いファミコンソフトについて

先日もう一度ファミコンソフト数えなおして、ダブり除いたら約450本、ということが分かりました。
まだ半分いってないなぁ・・・・・

それはともかく、起動が怪しいソフトが数本出てきてます。
特に自分が子供のころ購入したソフトはどれも起動に苦労します。
フーフーしようがエアダスター吹きつけようがダメ。


いまさらながら接触不良の原因を調べてみました。
結論としては酸化皮膜。除去はまずは綿棒。モアベターは接点復活剤。


接触不良の原因となるものは主に以下の3つと推測されます。

  • ほこり
  • 汚れ
  • 酸化皮膜


フーフーして直るのはほこり、と一部の汚れ。
発売して20年以上経過した今となって起動出来ない原因のNo.1は酸化皮膜と思われます。
酸化皮膜を一言で言うと本体とつなぐコネクタ部分に付着しているあの黒い奴。
あれが通電を邪魔してます。
基盤は銅で出来ていると思うので酸化銅じゃないでしょうか。(予想)
↑基盤は銅ですが露出しているところは金メッキされてるので酸化銅じゃなさそう。酸化皮膜であることは間違いないかと。


酸化皮膜は空気中の水分や汚れ、キズなどで発生するようです。
従って抜き差しが必須となるファミコンソフトでは必然的に発生します。


この酸化皮膜を落としてやればいいわけです。



やり方はとにかく綿棒でこする。
こすると綿棒に黒いのがついて酸化皮膜が落ちたことが確認できます。


接点復活剤の類でもかまいません。むしろこちらの方がよりよいのは言うまでもなし。
接点復活剤は酸化皮膜を落とす効果に加えて保護する効果が入っている(はず)ので、再度酸化皮膜に覆われるのをある程度防いでくれます。


綿棒は限界があるので、本格的に落とすなら接点復活剤がよいでしょう。



尚、ほこりを飛ばすときにエアダスターを使うのは避けたほうがいいかもしれません。
安価に手に入るエアダスターは傾けたり逆さにして使うと液化ガスが噴出され、気化熱で非常に低温になります。
あれです、吹きつけた先が凍る現象。白くなるのですぐ分かります。
大気中の水分が低温になった結果凝固したので、その後水に戻ります。
これがよくない。
また拭き取ればよいのですが、中まで入ると拭きとりようがないのでカメラのレンズの清掃などで使う手動のブロアーがよいと思われます。値段も1000円以下。



最後に新品と使い込んだファミコンカセットでどれだけ違うのかの比較。


まず新品。
ちなみにソフトはジャレコの「めざせ! トッププロ~グリーンに賭ける夢~」。
ソフマップのワゴン新品で買って放置していたものです。


新品ファミコンカセットのコネクタ



カセットの色が黒なのでそれが反映されちゃっており少し黒っぽいですが、いずれにしろエッジなどきれいで余計なよごれ、ほこり、当然酸化皮膜もありません。



そして使い込んだファミコンカセット。
ファミコン一式を購入してもらった後、初めて追加で買ってもらったソフトの「ナッツ&ミルク」です。
従ってもう25年ぐらい前のもので、頻繁に遊んだもの(=抜き差ししまくった)。


使いこんだファミコンカセットのコネクタ



黒いのが酸化皮膜です。これが通電邪魔します。
ちなみに最初全然起動しませんでしたが、綿棒である程度酸化皮膜落としたら起動するようになりました。
ただ、見た目上きれいになったようには見えませんが・・・
これ以上きれいにするとしたら接点復活剤の類が必要なのでしょう。


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