不定期ゲーム昔話の時間です。
スーファミなど16ビット機が発売されてもファミコンはまだまだ勢いがありました。
実際中古屋行けばファミコンのコーナーは普通にある。
で、スーファミのソフトは中古でも高いので、安価にゲーム入手したいときはファミコンの方を買っちゃうんですよ。
そんな中買ったゲームがAD&D ヒルズファー。
なんでこんなの買ったんでしょうね~。でもかなりプレイしたんですよ。
だって買っちゃったんですから。
RPGと思いきや実際にはRPG要素は少ない。今思い返せばアドベンチャーといっても差し支えない。
まずキャラクター作ります。属性や種族など豊富ですが、実際のプレイでそれが何かの役に立ったのかは覚えていない。
基本はおつかいゲーム。ギルドからミッションを受けてそれを解決して報酬をもらう。
これをいくつか繰り返すとその職業はクリア。
全部で4つの職業(ギルド)が存在。
で、このゲームの最初の難敵・そして最大の難敵は「移動」。
移動は乗馬で、横スクロールアクション。街道には障害物が置かれ、それをジャンプでかわさなくてはいけない。弓矢も飛んでくる(誰が何のために?)。鳥が邪魔をする。
それらはかがんで避けなくてはいけない。
ちなみに強制横スクロールなので止まれない。(移動を遅くすることは出来る)
障害物に引っかかったり、弓矢・鳥に当たると落馬。落馬を数度繰り返すと馬が逃げ出してどうするか選択を迫られます。
このときはなんだかんだでコマンド試しているうちにモリのバンディッツこと山賊に襲われるのが常です。
以下落馬時のメッセージ:
きみのウマはさっきのラクバにおどろいてモリへてにげさった
どうしますか?
- そのまますすみつづける
- ウマをさがす
- ツウコウニンをまつ
- ひきかえす
--------
ここで ツウコウニンをまつ を選択してみる
--------
だれも とおりがかるようすがない
きみはモリのバンディッツにつかまった
バンディッツはキミにランボウをはたらいた
きみはくろうにくろうをかさねて
やっとシュッパツテンにもどった
出発点にもどるんかい!!!
ちなみにモリのバンディッツは見逃してくれる場合もありますし、なんとか目的地につくこともあります。
馬を探すと見つかる場合もあります。
でもほとんどがモリのバンディッツコースです。用は落馬するな、と。
基本おつかいゲームなので頻繁に移動しますが、そのたびにこの乗馬やらされるんですよ。
いやらしい障害物の配置されたりしてたりもして、ジャンプのタイミングは気合で掴むしかない。
それからヒルズファーの街。従来のドラクエスタイルのゲームとは違う雰囲気のスタイルで表示されます。
1画面に街全部が収まっていてどこに何屋があるとかまったく分からない。
城が中心にあるのは分かる。
良く分からないまま歩いてると右にドアがみえるだの、酒場が見えるだの表示されます。
なので家に入ります。そりゃあもうドラクエで宿屋や道具屋入る雰囲気で。
よくドラクエの勇者はよそ様の家に入って勝手にたんすやつぼを調べて人のものをもっていくというのがネタにされてますが、AD&Dヒルズファーでは不用意によそ様の家入るのは不法侵入扱いになり、ダンジョンみたいになっている一般家庭?から一定時間に無いに抜け出さないと衛兵に捕まって闘技場送りです。
酒場などの名前がついている建物も営業時間外に行くと不法侵入になります。
また鍵のついている家もあり、そこはちょっとしたミニゲームで鍵をあけることになります。
そんな感じで乗馬しつつ不法侵入しつつ言われた場所に行ってひたすらおつかいをこなすゲームです、ヒルズファーは。
敵との戦闘とか、自身が成長するとかの要素は皆無ですが、独特の雰囲気が魅力でした。
さて今回AD&Dヒルズファーの話書こうと思ってゲームの内容をいろいろ思い返しているうちにふと思いました。
「これって、The Elder Scrolls IV : オブリビオン に通ずるものがないか?」
不法侵入の概念とか、
基本おつかい(ミッション)とか、
時間で変化する街とか。
ちょいと強引かもしれませんが、そう思いました。
もっとも海外のRPGはおつかい系が多いので必然的に似てくるのかもしれません。
戦士ミッションと魔法使いミッションはクリアしているので、他の職業でチャレンジしたいですね。
最後にタンナのシャテキジョウ(射的場)における名セリフを。
射的場で的に当たったり外れたりそのたびになんらかのセリフ(コメント)がありますが、あてたときはともかく、外しているときのコメントがひどすぎます。
- ありゃりゃ シッパイだ。
- こんなひどいのはみたことがない
- へっ へっ へっ
- つぎもはずれるだろうな
- シカがうったって もっとましだぜ。
- おれは まだあんたよりはうまいよ
- おれがキョウシだったら てをあげるね
- あたったら おれをおこしてくれ
外しまくってるときにたまに当たったときのセリフもひどいです。
- すごい! ほんとにあたった。
- まったくチョウシにのっちゃってるじゃないか えっ?
- きょうはカンペキだ。
- うん? ついにきみも あてることができたようだぞ。
その他、洋ゲーくさい変なセリフはいたるところで出てきます。
きちんとやればクリアできるゲームですので、このセリフ見たさにやってもいいかもしれません。