だんだんと社内で廃棄物処理班となりつつある私。
今回使えなくなった3.5インチHDDの処分(データ消去)です。
生きているHDDであれば各種消去ツールを使います。
最近よく使ってるのは2.5インチHDDの物理破壊の話でも紹介したwipeout。
時間がかかるのはしょうがないですね。消去走らせて帰宅するとか。
ただ、今回は既に認識しない、壊れたHDDのデータ消去。
物理破壊します。
ただ、20個強やらなきゃいけないのがめんどくさくて効率の良い方法を模索しました。
ちなみに金かかっていいならら業者に任せるか、消去機器・破壊機器のレンタル及び出張サービスを頼むこと。
そんなお金はないので自前でやる。
ソフトウェア使わない消去方法としては磁気消去が最強と思われますが、それができる装置は通常はありませんので物理破壊でHDDとして使用出来ない状況に持っていきます。
基盤を割るとか、コネクタをおしゃかにて接続できなくするとかいくつか考えられます。
今回は中の円盤に損傷を与えることでOKとします。
で、かなづちで3.5インチのHDDたたきまくっても中の円盤まで衝撃が伝わりません。
特に昔のごっついSCSIのHDDとかあってやたら頑丈です。
数が少なければねじ回して中開けて円盤むき出しにして叩きます。
でもそれを20数個やるのは手間です。
ということで、各方面に手を尽くして使えるものを探した結果、こんなものを発見。
切った鉄骨です。作業台の代わりとして使われていた模様です。
この上にHDDを置いてかなづちで叩く・・・・・・・・のではなく、
この鉄骨の角でHDDを叩く・潰す・突き刺す
鉄骨自体結構な重さありますので角の尖った部分が余裕でHDDに突き刺さります。
これを数回やってあからさまに変形したら終了。
こんな感じに。
まぁこれならOKでしょうか。これを産廃処理してもらって終了。
かなづちで叩くよりは楽だと思いますが、それでも数が多いとやはり面倒です。
手間を金で解決したほうがいいしきい値・条件を決めるべきでしょうね。
簡単な方法としては、面倒ですが、1台バラしてVCMの磁石を取り出します。
3.5インチなら、VCMには平らな金属にマウントされているものと、その反対にかみ合う曲がった金属にマウントされているのが有るとおもいますが、平べったい方を使います。
この磁石を、HDDのスピンドルを回転させた状態で、上からHDDの上に置いてやると、プラッタのデータが破壊されます。
これは作業後に電源を切って再度入れてやると、HDDがファームウェアをロードしようとディスクアクセスしますが、セクタ情報等が完全に消えているので、ヘッドが動き続けることからも認識できるかと。
ただ、回転させているHDDに磁石置くときは磁石を手で保持しないと飛んでいくことがあるので、気をつけてください。
あとはその磁石は適当に補完しておくと、次回HDDをバラさずに済みます。
おおお!これは素晴らしい!
消磁するのは専用機器買わないとダメだと思っていましたがこれなら出来ますね。
しかもそのままHDDの部品を利用する、というのがまた良いですね。
目からウロコです。こんど活用させていただきます。
ありがとうございました。