アリス:マッドネス リターンズ ちょびっと考察3:不思議の国のキャラクターの変化

前回に引き続きアリス:マッドネス リターンズの内容についてちょっと考察。
例によってストーリーとちょっと外れた部分を私の予想まじりで考察したいと思います。


今回は不思議の国キャラクター達の扱いについて。
引き続き登場するキャラクターもいれば、ストーリーにからまない形で登場するキャラクターも。
ジャバウォックに関しては完全に「いない」ことになってます。


開発する上での都合という身も蓋もない答えが念頭にありつつも、想像を膨らませてこの辺少し考えてみたいと思います。


今回は先に考えているうちに至った結論から。


不思議の国の保持者はアリス自身。
登場するキャラクターの状態を決めるのもアリス自身。
基本的にはその時アリスが見た物・感じたものなどの精神状態が
不思議の国・登場キャラクターに影響を与えるように思える。

前作のエンディングで不思議の国は再構成されたはず。
そのときゲーム中に死んでしまったキャラクターも含め
ほぼすべてのキャラクターは復活した。
※だから公爵夫人やマッドハッターが今回は敵ではない?
しかしながらアリスを取り巻く環境が不思議の国を再び変化させた。
(特に某先生)



というのが私の予想した結論です。


それではいくつか考察してみたキャラクターを紹介。

  • 白ウサギ

白ウサギがメインストーリーに全然からんできませんね。
一応ラデュラルームにはいます。あと冒頭のムービー。
海外のサイトなどでも書かれていますが、常に持っていたウサギの人形がなくなったためではないか?と考えられます。
前作アリスインナイトメアでは冒頭ムービーでラトレッジ精神病院入院中も持っていました。
ゲーム中ではラドクリフが持ち去った、とアリスがいってますが本当にそうだったんでしょうかね?

真相はともかく、ウサギの人形は、無い。
なので白ウサギが出てこない、と予想。


  • ジャバウォック

ジャバウォックは上述の通り今回は明確に「いない」ことになっています。(ゲーム序盤に骨だけとなって登場)
私の予想ではプリス・ウィットレスの存在がジャバウォックではないかと予想。

まず前作を思い出しましょう。
ジャバウォックは火事・家族の死の原因はアリスにあるとして激しく避難します。
その後目玉えぐられるわけですが。


そして今作のプリス・ウィットレス。彼女はアリスがラトレッジ精神病院にいたころ、火事・家族の死の原因は自分にあると発言したこと偶然聞いてしまい、それを他の人に漏らさないかわりにアリスにたびたび酒代を要求。


火事と家族の死の原因について言及している、という意味では2人とも同じですね。
これらはアリスにとって相当嫌なものだったのではないでしょうか。自分を責められてるわけですから。


今作ではプリス・ウィットレスがジャバウォックの顔に変化した幻覚を見た過程でアリスは再び不思議の国へと戻ります。
ここでもジャバウォックです。
その前にやはり顔がジャバウォックに変化した人々に囲まれる幻覚をみています。

また、Beta版とされる動画ではアリスが警官に追いかけられるシーンがあるそうです。
プリス・ウィットレスがジャバウォックに変化した幻覚を見たことで屋上から彼女を突き落として殺したのではないか?という説が。
それが警官から追いかけられた理由だと。
まぁ、Beta版のデータの話なのでなんともいえませんが、使われてないデータにもそのような内容を示唆する記述があるようです。


ということで、


ジャバウォックは現実世界ではプリス・ウィットレスだったのかもしれない。
プリス・ウィットレスは屋上から転落死した可能性がある。(アリスが衝動的に突き落としたかもしれない)
プリス・ウィットレスの死により不思議の国でもジャバウォックはいない。


と予想します。



  • ルイン系の敵

ルイン系の敵はわかりやすいですね。
どう考えても黒幕の某先生の影響と思われます。そういった意味ではドール系の敵も同様か。
なお、ルイン(Ruin)はRuinsとsをつけて廃墟(もしくは遺跡)という意味で使われるのを他のゲームではよく見ると思います。
他にも精神的な「荒廃」、社会的な「堕落」、破滅、没落等々の意味があるので、今回はそっちの意味でしょうね。
各種ルイン系の敵を訳してしまえば、

  • Insidious Ruin
    狡猾なる破滅

  • Slithering Ruin
    すりよる破滅

  • Menacing Ruin
    脅威的な破滅

  • Colossal Ruin
    巨大なる破滅

  • Drifting Ruin
    ただよう破滅



という感じでしょうか。
破滅を悪意にしちゃった方がしっくりくるかも。
アリスの不思議の国が「荒廃」する様を具現化したものがこれらルイン系の敵、と考えてます。





ついでに3章の折り紙アリとワスプはナニーとともにラドクリフの家に向かう途中でアリとハチの話が出てきます。

東洋のイメージは間違いなくラドクリフの収集物ですね。
東洋で一括りになっており、どこか特定の国がモチーフになっているわけではないようです。




他にもキャラクターいますがとりあえずわかりやすそうだったのはこの辺です。





ついでに武器の変化も予想してしまいましょう。

ぶっちゃけこれも開発の都合なのは分かっていますがそこをあえて考えてみる。



これも同じく不思議の国の変化がアリスの置かれている環境が影響していると予想。
前回は基本アイテムは「おもちゃ」でした。トランプ、サイコロ、ジャック(ジャックス・ナックルボーン)などなど。
アイスワンド、らっぱ銃、クロッケーの木槌などはアリス家に似たようなものがおいてあったのかもしれません。


ということで、幼少期および火事に合う前のアリスが置かれている影響が関係してる、と。


今作でティーポッドやペッパーミルなどどちらかというと日用品が多いのはやはり現実世界で働いているからじゃないかな~と。お茶の時間になったらいろいろ準備はするだろうし、食事作るのにペッパーミルは使うでしょう。


ホビーホースは色々調べてみましたが、ちょっといい理由見つからず。
少なくとも男女関係なくホビーホースで遊ぶ、ってことはするようです。
幼少期のアリスがホビーホースで遊んでいた可能性はあると思いますが、今作でのアリスが同ホビーホースとつながるかは不明。
あるとしたらHoundsditch Home for Wayward Youthの子供たちがホビーホースで遊んでいる可能性でしょうか。




さて、暇みつけてやっていた記憶・ビンの回収も大体終わったので、次回このゲーム全体の解釈をしてまとめとしたいですね。
と、簡単に言ってみたけどいざとやるとなるとかなり頭を絞ることになりそう。


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