GW中に部屋の掃除した際、ファミコン通信アダプタが出てきました。
以前(10年ぐらい?)に秋葉原で買ったデッドストックもの。
買ったのは覚えてますが買って満足して放置ですね。よくあるパターンだ。
ちなみに通信カードは持ってません。この通信アダプタだけ。
通信カードをいろいろ差し替えることで株取引、競馬の馬券購入等が出来るらしい。
競馬の馬券購入(JRAのPAT)はつい最近(2、3年前)でも使えたらしい。
今(2011年)でも使えるかは不明。
で、中身確認のために開けたんですよ。
そうすると興味深い紙が一枚。
ココム(COCOM)規制[Wikipedia]ですね。
冷戦真っ只中、資本主義諸国が共産圏諸国に対して軍事的優位を保つため、戦略物資と思われるものの輸出を規制したものです。
例えば16bitCPUのコンピュータが該当してました。PC-98はアウト。スーファミやメガドラもNG。
8bitだったらOKなので旧ソ連でMSXが相当普及したようで、ミールにMSXが搭載されていた、という記事をMSX-FANで見たものです。
※参照:MSXと冷戦[Wikipedia]
このファミコン通信アダプタはおそらく通信機器、モデムに該当したためにココム規制の対象となったと思われます。
ちなみにココムは1994年に終了(1991年にソ連が崩壊したため)、1996年にワッセナー・アレンジメントが設立されて現在も一定の輸出管理がなされています。
ワッセナー・アレンジメントでもモデムは入っているようなので、厳密にいうと特定の地域に対してファミコン通信アダプタは今も輸出出来ない・・・・のか?
(そもそもしないか)