今回のMortal Kombatのストーリーモードですが、Armageddonが発生し戦士たちは全滅しているという場面から開始します。
Mortal Kombat的に全滅ですので表現にだいぶ容赦ないです、ハイ。
残ったRaidenがShao Kahnに倒される直前、過去の自分に向けてこの歴史を改変させるためのキーワードとして、
「He must win」
というメッセージを送ります。
つまり「彼は勝たなければなりません」、と。
「彼」って誰?
これはストーリーモードを最後までやることでなんとなく「ああ、彼ね・・・」と分かるものの
何故彼が勝たなければいけないのか?
という点が把握しきれませんでした。
ということで、今回この辺を少々調べてみました。
豪快にネタバレしますので注意。
とりあえず「彼」はShao Kahnを指してます。
これは間違いなし。
ストーリーモードのチャプター16でRaidenがShao Kahnに対して負けを認めた結果、Elder Godsが介入しました。
つまりShao Kahnが勝った。
じゃあ何故Shao Kahnが勝たなければならなかったのか。
ラストのチャプター16にその答えがあります。
EarthRealmの戦士はほぼ全滅。いよいよもってShao KahnがEarthRealmにやってくる。
というシーン。
以下その部分のRaidenのセリフ引用
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I now realize what we must do. We must allow Shao Kahn to merge the realms!
私は今やるべきことが分かった。我々はShao Kahnに地上界を併合させなくてはならない!
The Elder Gods forbid it without victory in Mortal Kombat. When he does, the Elder Gods' fury will fall upon him. Defeating Shao Kahn before the merge is but temporary. He will return, bringing Armageddon. I have foreseen it!
Elder GodsはMortal Kombatでの勝利なしでの地上界の併合を禁じている。
彼が地上界を併合したとき、Elder Godsの怒りが彼を直撃するだろう。
今Shao Kahnを倒したとしてもそれは一時的なもの。彼は再びやってくる、ハルマゲドンを伴って。
私はそれを見通した!
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Shao Kahnに地上界を併合させるべきだというRaidenの意見に対してLiu Kangは、
「馬鹿げてる!」(It is insane!)
といいます。まぁそう見えますな。
本作のストーリーモードにおいて、1回目は通常のMortal Kombat、2回目はShang Tsungの提案による特別なトーナメントですがElder Godsの了承を得ています。
しかし3回目はEarthRealmへの「侵略」(Invasion)です。
侵略行為でEarthRealmを併合した場合、Mortal Kombatとというトーナメントを介してはいないことになります。
Outworld側がの侵略による勝利が目前となったこのとき、EarthRealm側は上述の通りほぼ全滅状態です。
残っているのはJonny CageとSonya、Liu Kang、そしてRaiden。
おそらくLiu KangがShao Kahnと戦えば、Shao Kahnを倒してしまうでしょう。
実際Liu KangはShao Kahnと戦う気満々でした。
その場合EarthRealmは併合されず、歴史の改変は起こらないのではないでしょうか。
だから、Shao Kahnが勝たなければならなかったのだと思います。
MK1からArmageddonまで続く一連の物語のフラグをどこかでへし折る必要があった、ということだと。
今回モータルコンバットの物語をやり直した結果、MK3の結末部分が改変された、と考えています。
他にもよくよく見るといろいろと変化しています。
ちなみに1回目のトーナメント後及び2回目のトーナメント後にRaidenのアミュレットに亀裂が入りますが、これは依然として歴史が繰り返されていることを暗示しているのではないかと推測。
しかし、真の黒幕はQuan-Chiですね。結局MK4部分にはつながるストーリー展開になってますし、よぉく考えれると節々でQuan-Chiの策略っぽいのが垣間見えます。
そもそもEarthRealmへの侵略を提案したのがQuan-chiだ。