先日まだ入手できるアリスインナイトメア関連商品の一つとしてソフトその物を紹介しました。
その時アリスインナイトメアがWindows7で動作できるかは未確認。
ググると既に動作確認報告があるようですが、単純に動作させるだけではなくいろいろ手を加えて試してみましたのでその辺も合わせてご報告を。
やったこと:
- Windows7上でのアリスインナイトメアの起動確認
- ワイドスクリーン対応
- nvidiaコントロールパネルを使用してのグラフィック強化
- ユーザーMod"American McGee's Alice - Madly Enhanced"の適用
動作環境:
- OS:Windows7 Ultimate 64bit
- CPU:Core i7 860
- メモリ:8GB
- VGA:Geforce GTX 580
また、テストに使用したアリスインナイトメアは初代で、廉価版の方ではありません。
廉価版でも動作はほとんど変わらないはずです。
それではいってみましょう。
- Windows7上でのアリスインナイトメアの起動確認
あっさり動作しました・・・・・ように見えましたがスタート直後すぐにメニュー画面に戻ってしまう現象が発生。
XP互換モード(XPモードにあらず)で動作させることでクリア。
グラフィックドライバが最新になっていないと動作しない場合があるとのこと。
XP互換モードにしなくても動作している人はいますので、環境によるのかも。
- ワイドスクリーン対応
アリスインナイトメアのオプションから選択できる最大解像度は1600x1200です。
これをワイドスクリーン対応にします。
http://www.widescreengamingforum.com/wiki/American_McGee%27s_Alice
を参照してconfig.cfgを書き換え。
なお、書き換える前にオプションで必要な設定は終わらせておくこと。
コンソールモードにチェックを入れるのを忘れないように。
不用意にオプションいじると書き換えたconfig.cfgが元に戻る。
次にFOV(画角/視野角)を調整。
これも上述のサイトに記述してあります。
ここまでやったところでこんな感じになりました。
クリックするとフルサイズの画像になります。
- nvidiaコントロールパネルを使用してのグラフィック強化
nvidiaコントロールパネルを使用してアンチエイリアシングを強制的に適用します。
グラフィック能力は充分のはずなのでx32のアンチエイリアシングを選択。
その他画質向上しそうなものを選択。
こうなりました。
クリックするとフルサイズの画像になります。
アンチエイリアシングの適用でだいぶ変わります。
グラフィックカードに余裕があれば是非適用するべきでしょう。
って小さい画像じゃ分からないですね。
ということで、比較画像。
アリスの腕や髪、ドレスの細部などのジャギーが取れたことが分かるかと。
Radeonにもこのようなアンチエイリアシングを適用する機能はあったと思います。
- ユーザーMod"American McGee's Alice - Madly Enhanced"の適用
えー、グラフィックまわり等いろいろ改善されたMod「doope!]だそうです。
適用は解凍して所定のフォルダに上書きすればOK。
元に戻せるように元のファイルのバックアップを忘れずに。
ファイルの大きさは460MB。これは期待していいのか?
うーん、ちょっと私の好みではないかな・・・・。
グラフィック強化、というか元画像を画像処理して無理やり陰影つけてみましたという感じが。
ちょっどどぎつい雰囲気。コントラストがきついのかな?
アリスインナイトメアは2000年発売のソフト。
そのころのグラフィックボードといえばGeforce 2 GTSやMillennium G450、初代Radeonなど。
3dfxはちょうど死にかけ。
PC watchのGeforce 2 GTSの記事があったのでこの記事参照すると当時のゲームの画質が良く分かりますが、ライティングや透明物の表現はようやくはじまったかな?というわけで。
グラフィックエンジンが今見るとちょっと見劣りしてしまうものなので、これを元にパワーアップってのがそもそも難しかったものなのかもしれません。
影・エフェクトの変化、マップセレクトができるようになったりしている部分は良かったと思います。
でもちょっと私には会わなかったのでこのModは使わず。
という感じでWindows7でアリスインナイトメアは動作するか?を試してみました。
結論は動く。ワイドスクリーン対応やグラフィックボードの機能による画質向上は効果大。
Modはお好みでどぞー。