先日お話ししましたとおり、ファミコンカセットは無事コンプリートしました。
 まだクリーニングとか収納であーだこーだやってますが、当初の目標は達成。
ということで、実際に私が使用した内容やこうした方が良かった、と思う内容などを含め、つらつらと書いていきたいと思います。
 もちろん他にもっといい方法があるかもしれませんが、これからファミコンコンプリートを目指す方にとってちょびっとでも役に立てれば幸いです。
なお、いきなりぶっちゃけちゃえばまとまったそれなりの費用が用意できればそんなに難しくないとおもいます。
でもほとんどの人は用意できないわけで。私も同じです。
 なので時間をかけたり、購入計画を立ててみたり、店を駆けずり回ったりするわけですね。
内容は3つに分かれています。
- 準備
- 収集
- 収納
ちょっと長いです。
- 準備
 まず、目標を決めましょう。
 え、ファミコンコンプリートが目標、いやまったくもってその通りですが、
- 集める範囲
- 状態
の2つで結構内容が変わってきます。
 最初に集める範囲。
 以下のとおり4カテゴリに分けてみました。
- 市販ROMカセット
- 市販ディスクシステム
- 再販品・別Version
- 非売品
ディスクシステムのコンプリートを入れると一気に難易度上がります。
 書き換え専用があるので。
 再販品は初期任天堂の通称銀箱と呼ばれるものや、アイレムのLED付きソフトのLED無し等。
 別Versionは光栄のwith サウンドウェアシリーズとか。
 非売品も範囲に入れるともうどうすりゃいいんだ、状態です。
実質頑張れる範囲は非売品を含まない、いづれかの組み合わせではないでしょうか。
 ※市販ROMカセット&再販品・別Versionとか
 非売品じゃないですけどハッカーインターナショナルなどのソフトがありますね。
 非正規品というカテゴリですかね。
次に状態。
 これもカテゴリわけしてみましょう。
- 問わない。落書き・破れOK
- 裸
- 箱説明書つき
- 付属品すべて揃った完品
- 新品
 箱説明書つきは普通に手に入るのでそれ以上を望むかどうかが一つの壁になりそうです。
 デッドストックでファミコンの新品が出てくることは結構あります。
 オークションなどではよく見ます。
 ただそれで全部集めるのは膨大な時間と費用がかかるでしょう。
 一部のソフトは付属の周辺機器がないとそもそもゲームにならない場合があります。
 ファミリーベーシックなんかそうですね。キーボードないとお話にならない。
 で、最終的には範囲と状態を組み合わせます。
 それで目標決定とします。
私の場合、
範囲は市販ROMカセット
 状態は裸以上という形
です。
 ※多少の落書き、シール破れは許容
 集めるのに一番楽な選択肢だと思います。費用も一番かからない。
 更に、私の場合は当時遊んだものも含んでいるため、落書きやシール破れも許容。
 その他、目標を決める補助となる要素は期間と費用ですかね。
 どのくらい時間をかけることが出来て、どのくらい費用が捻出できるか。
時間をかければかけるほど、つまり安く購入できるチャンスを粘り強く待てば、費用はおさえられると思います。
 それでもある程度のまとまった費用は必要。
 レアソフトが何かは時期によって変わったとしても、値段が高いことは変わらない。
 ほんとに高いのは万単位になるので、普段は買わない(買えない)ショーケースの高額レアを買うことも考えておく必要はあるかと。
 ただ・・・・目標は考え出すとキリがないです。
 組み合わせが多いからでしょう。
書いといてなんですが、最初は出来そうな目標でスタートしちゃうのが負担も少なくてよいとおもいます。
 いつも行く店で今持ってないソフトを全部買う、とか。
 ある程度数が集まってきていよいよ、と言うときに上記の目標設定でしょうか。
 それから、本格的に集めるなら収集状態を管理するリストを用意した方が便利でしょう。
 私はWikipediaのファミリーコンピュータのゲームタイトル一覧からリストを作成しました。
 リストの元ネタとして使えればなんでもいいと思います。大技林とか。
リストは最低限持ってるソフトと持ってないソフトが分かるものが作ればいいと思います。
 メモ帳で作ってもいいですし、Office系のソフトで作ってもOK。
 データ管理ソフトを使ってもいいですし。
Office系のソフトやデータ管理ソフトの方がより複雑なことができますが、その辺は好みで。
 私はOffice系、OpenOffice.orgのCalc(つまりエクセル)を利用しました。
 上述のとおりWikipediaの情報に準拠して作成。
 発売年とかもあればソートの際に使ったりしますので。
 まぁファミコンソフト一覧を作った感じです。
 これに持ってる/持ってないを付け加えました。
持ってる/持ってないは本体/説明書/箱で区別。
 これもソートすることで何を持ってて何をもってないのか分かります。
 私が集めているときにはいれませんでしたが「その他付属品」、という項目もいりそうです。
あとは関数とか使えば所持数とかも出せると思います。
 実際の利用は紙への印刷とiPhoneでのデータ持ち歩きの2つを併用しました。
 その2つとは別にマスターデータを用意。マスターデータに全情報を集約させます。
新たなソフトの入手があった場合はマスターデータを変更し、そこから紙への印刷やiPhoneへ反映させました。
 普段はは紙のリストを使用して、iPhoneは急にファミコンソフトが見つかったときに使用。
 見やすさはやはり紙の方がいいです。
 紙の印刷はコンビニの印刷でいいとおもいます。
 大抵のコンビニでUSBメモリの内容を印刷できるようになってますのでUSBメモリ握りしめてコンビニへGo。
 ただ、何回も紙を印刷出来ない場合もあるとは思いますので、買ったソフトの部分に線を引くなどアナログ的な反映でもいいとおもいます。
 この反映だと何を買ったというのがその場で反映できます。
 表の作り方にもよると思いますが、私の場合はA4用紙11ページぐらいで収まりました。
 両面印刷にすればその半分です。
 とにかく何らかの所持状態を管理出来るものを用意し、それを元に収集していくと良いと思われます。
- 収集
実際のファミコンの入手ですが、まぁ購入がほとんどになると思います。
 友人・知人から「もういらん」ともらえるパターンもあるとは思いますが。
その購入ですが、買う場所で分けてみます。
- 店舗で買う
- 通販で買う
 それぞれメリットデメリットがあり、
店舗で買うなら状態を目視できるが店に行く手間が発生。あと行っても欲しいものが売ってるとは限らない。
 通販は在庫があれば確実に買えるし、オークションなら比較的安価に買えるが、状態は確認しづらい。
 他にもあるかもしれませんが、私が思うのは↑これ。
 安価なソフトは通販・オークションで買ったり、状態を気にするなら店舗で実際に見て買う、等。
私の場合行動範囲に秋葉原が入っており、店舗の選択肢が豊富だったのも集めやすかった理由の一つだと思います。
 とりあえず秋葉原行けば専門店はいくつかある。
 大須(名古屋)と日本橋(大阪)にも専門店はあったはず。
 昔と比べてレトロゲーム取扱い店は増えていると思います。
 ただ総じて高めなのは否めないです。
 中古ショップの隅の方にちょこんと置いてある場合ありますね。
 こういう場合は安価な値付けになっていると思います。
 店舗で買っても状態がダメな場合もあるし、オークションだとレアソフトがよく出品されてます。
 店舗と通販、うまく利用していけば良いかと思います。
 また価格帯で分ける方法もあるかと思います。
 とりあえず500円以下で売ってて、持ってないソフトは買う、とか。
 ※実際本格的に集めるぞ!と思って最初に取った方法がこれ。
ソフトの値段も大体を知っておけば買いやすいでしょう。
 値段は時期・状態で変わるので注意。
 特にオークションは今までマークしてなかったソフトが急騰する場合ありますので。
 リストとにらめっこしながら持ってないソフトを集めていきましょう。
 予定どおりに収集がいかなくてもそれは随時修正していけばいいこと。
 私も残り100ぐらいから当初の予定より購入ペース落ちましたが、そこは目標の修正と随時調整をいれて、何とかこぎつけました。
本来秋までには終わるとふんでたのですが。
- 収納
収納は一時的な収納と最終的な収納(コンプリート後)の2つに分けてみます。
 最初(一時的な収納)は適当な箱に突っ込んでおいても良いとおもいます。
 数が増えてきてからきちんとした収納を考える、でも十分間に合うかと。
というのも、今回収納棚(3段ボックス2つ分の棚)に収めましたが、それでも収まりきらず別途収納棚が必要に。
 さらに言うと周辺機器がついてきて箱が大きいソフトの多くは押入れに入れてしまいました。
 なので、1053本分のファミコンソフトを収納するのは結構場所取ります。
 ROMカセットだけなら3段ボックス3つ分あれば収納出来そうです。
ここまで3段ボックスで例えておいてなんですが、ダンボールに詰め込むのでぜんぜんいけます。
 私も当初はダンボールに詰め込んでそのダンボールがタワーになってました。
 ただ、使うダンボールは決まっていて、2リットルペットボトル用のダンボール。
 これを選んだ理由はダンボールそのものが頑丈であることとほどよい大きさで取り回しがいいことです。
ファミコンソフトをじゃんじゃん詰め込んでいくと結構な重さになります。
 したがって、重くても耐えられるそれなりの強度が必要です。
 また、強度があっても重すぎると今度は持ち上げて移動させるのに大変です。
 この辺のバランスがちょうどいいのが2リットルペットボトル用のダンボールでした。
 
最終的な収納ですが、暗所保存するなら先ほどの2リットルペットボトル用のダンボールをそのまま利用。
 棚にしまうなら最終的な収納方法を想像しつつ棚を選べばいいとおもいます。
 棚は実寸してあたりをつけたうえで購入に望むべきです。
 あと少し余裕を持って。
 私が買った棚も本当は全部の裸ROMカセットが入るはずだったんですが、実際には入らなかっかりしましたので。
また、ホコリや色褪せ対策が必要です、暗所保存するならともかく、すぐ手に届くところに置いておくのであれば尚更かと。
 ※そういった意味ではこの時点で私はその辺試行錯誤中。
ホコリはともかく、色褪せは元に戻らないのでキツい。
 何らかの日よけ、ないしUVカットアイテムを使うしか。
 蛍光灯にも紫外線は含まれますので直接日光を浴びなくても何らかの対処はしたいところ。
 収納棚に何らかの遮蔽物つけるのが一番だと思います。
 ガラス戸だったらUVカットのフィルムを張る、ダンボールで影を作って直射日光から守る、布をかけるなど。
 レアソフトは最初っから別の場所にしまっとくのもありだと思います。
布が取り回ししやすくて楽なようです。
 ただきちんと光を遮蔽出来るか確認を怠らずに。
 薄い(そして大体一番安価な)布の場合、2重にしないとちょっと不安。
あと衣装ケースとか。
 容量はともかく、蓋がしまるのがよい。
 私が使ってたのケースは透明なケースですが、色褪せ考えれば透明じゃないほうがいいかも。
 収納数は少ないですが100円ショップで売ってるカセットテープ収納袋もいいかもしれません。
ソフトのクリーニングはこのへん、ソフトを1つ1つ袋にいれて収納するのはこのへんを参照。
 と、いう感じで以上です。
 極論をいうとファミコンコンプリートで必要なものは2つしかありません。
 必ずコンプリートするという意気込みとそれを実行するためのリソース(費用及び期間)。
 特に費用は大事。これは冒頭でも言ったとおり。
 実も蓋もありませんが1053本分ソフト買うことを考えるとそれなりに必要になるわけで・・・
費用が足らない分は意気込みと時間をかけることで補いましょう!

