Alice: Otherlands "A Night at the Opera" 概要&感想

引き続きAlice: Otherlandsの概要と感想。
今回は"A Night at the Opera"を。以前も話したとおりこちらのほうは会話少ないので分かりやすかったです。
"Leviathan"の感想はこちらをどーぞ。


例によって訳は意訳、間違いもあるかと思いますのであしからず。
自分なりの想像を入れていることも変わらずです。


"A Night at the Opera"を見るにあたって知っておいた方がよい知識は「ニーベルングの指環」
この話はワーグナーの「ニーベルングの指環」をモチーフとしていますので、内容をざっくり理解しておけばよいかと。
例によってWikipediaの内容でOK。

押さえておきたいのは以下の登場人物2人。

  • アルベリヒ

ニーベルング族の小人。ライン川の底に眠る黄金から世界を支配することが出来る指輪を作る

  • ヴォータン

ヴァルハラに住む神々の長(おさ)。北欧神話でいうオーディン。



ストーリーはアリスの独白から始まります。



アリス:

私は、両親からオペラがいかに素晴らしく幻想的なものかをよく聞かされていた
私が大きくなったら、両親はオペラに連れてってくれるとも言っていた
いつかオペラを見ることを、夢見ていた

が、「あの」火事が全てを消しさってしまった・・・・


現在、私はオペラハウスで働いているが、まだオペラを見たことはない・・・・




オペラハウスの小道具置き場で小道具整理をするアリス。
本をしまおうとして、誤ってガラス玉を床に落としてしまう。ガラス玉はステージを模したミニチュアセットの中へ。
アリスはガラス玉を追ってミニチュアセットの中に入りこむ。

ミニチュアの先は劇場のステージになっていた。
そこには複数の管楽器で構成されたような奇妙な指揮台があり、そこに立っていたのはワーグナー。
彼は「ニーベルングの指輪」の楽譜をめくる。




「ラインの黄金」


ステージはライン川の川底へと姿を変える。アリスの足元には魚が泳いでいる。
そこに小人、アルベルヒが登場。アリスは突然現れたアルベリヒに驚く。
アルベリヒはアリスに近づき、胸のオメガネックレスを奪ってしまった。




「ワルキューレ」

背景は雲が立ち込める大空へと変化した。奥からワルキューレがやってきて、アリスをさらっていく。
アリスはヴァルハラの宮殿へと連れていかれた。

宮殿の中にはヴォータンが巨大ないすに腰掛けている。


ヴォータン:

アリス、お前はアルベルヒに奪われたネックレスを取り返さなければならない
あのネックレスは強大な力を持つ
さぁ行け。ネックレスを取り戻すのだ



"A Night at the Opera"ではオメガネックレスが世界を支配する能力をもっているようです。

ヴォータンが杖で床を突くとアリスに羽と角が生えた。
ワルキューレと化したアリスは他のワルキューレと一緒にアルベリヒの元へと向かう。


アルベリヒは岩山の洞窟に潜んでいる。
ネックレスの力を使い、ドラゴンへと姿を変えている。

アリスとワルキューレ達はドラゴンへ攻撃を仕掛けた。
何度か攻撃をした後、最終的にアリスがドラゴンの口に槍を突き刺してドラゴンを倒す。
ドラゴンは元の小人、アルベリヒへと戻る。




「神々の黄昏」

アリスはオメガネックレスを持ってヴォータンの元へと戻る
ヴォータンがオメガネックレスの力を使う。
地上は炎が燃え盛り、空は赤く染め上がる。



アリス:

何をするつもりなの?


ヴォータン:

・・・大地は浄化される。一旦灰となって蘇るのだ・・・


アリス:

そんなことはさせない!



アリスはヴォータンの鼻先を槍で突く。
その拍子にヴォータンはオメガネックレスを落としてしまう。
宙にこぼれたオメガネックレスをアリスは素早くキャッチ。

・・・・ヴォータンの姿が消え、アリスはステージ中央に倒れていた。
背景はいつの間にか燃え上がるヴァルハラ宮殿に変わっている。

ワーグナーは譜面の最後のページをめくり、演奏を終了。




最後にアリスが一言つぶやく。


アリス:

私は「オペラ」というものを堪能することが出来たと思う。少しの間だったけど





以上。




感想ですがまず良かった点。これはストーリーの分かりやすさ。
ヴェルヌと比べると圧倒的に分かりやすい。端的に言えば「アリスはワーグナーの精神世界を通して夢だったオペラを楽しむことが出来た」。これ。
実際先にストーリー理解したのもはこちらでした。
あとはストップモーションアニメそのものの良さでしょうか。作成に時間がかかることを考えるとその苦労は計り知れません。

気になった点は冒頭のシーン。
語りからすると現実世界の出来事だと思います。が、何故ワンダーランドの衣装を着ているのか。
単純に予算の都合でロンドンアリスの衣装が用意出来なかったのであればもったいない。

もちろん冒頭は既に精神世界である可能性はありますし、アリスがワンダーランドの衣装を気に入って現実世界でも同じものを着ているのかもしれません。

にしてもアリスの衣装にバリエーションが欲しかったですねぇ。
鎧装備のワルキューレアリスとかいいと思うのですが。
フィギュアの容姿については・・・・まぁこんなもんだ。



ところで、アリスはワーグナーの精神世界にどうやって入り込んだのでしょうか?

アリスが小道具整理している最中ワーグナーのオペラをやっていて、アリスの「オペラを見たい」という強い意志がワーグナーの精神世界へと入り込んでしまったのか。
それともワーグナーの意思が楽曲を通してアリスの能力を呼び起こしたのか。

最後のセリフを考えると、アリスは「意図せず」に精神世界へ入り込んでしまったような気がします。
意図して入ったのならばヴェルヌの時のように何らかの目的があったはずですが、そういう描写はありません。




まとめ。

総じては"Leviathan"の時と変わらずですね。ファン向け。
"Leviathan"より分かりやすいストーリーなのはよかったかと。

資料見ることで分かる内容も多いのでその辺を楽しみましょう。
今回のAlice: otherlandsは映像だけでは分かりづらい場所がほんと多いです。
前にも述べたとおりArt book等の資料とセットで見ることをおすすめします。
今回ストーリー把握するにあたって非常に役に立ちました。

Art bookの内容は英語ですが、翻訳サイト使えばなんとなくは分かります。
その「なんとなく」でも理解の手助けになると思いますよ。


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