Master BoxのMk.I "Male"の塗装完了。完成。
ただ・・・今回はうまく調整しきれなかった箇所が2点ほど残っちゃいまして。
以下の通り。
- つや消し吹いた時にカブりが発生。修正はしたがつや度合いが微妙。
- ウェザリングで汚しすぎた
詳細については後述します。
塗装は前回述べたとおり迷彩柄。
ボービントン戦車博物館にあるMk.Iの迷彩柄を元に多少変更。Wikipedia Commonsに少し写真があります。
迷彩はグレー、タン(あるいはダークイエロー)、ブラウン、ダークグリーンの4色で、境界線は黒で縁取られています。
車体の背面や進路変更用の尾輪はグレー単色ですが、見栄えを重視してここも迷彩柄にすることとしました。
塗装は薄い色から、ということでまずはタンをイージーペインターで塗ってしまう。
残りの色はマスキングが大変なので、筆塗りとしました。
鉛筆で迷彩のラインを書いて、筆で残り3色を塗る。
それぞれの色はイメージに合わせて調色しています。ウェザリングで色のトーンが落ちるので全体的に明るめに。
この筆塗りをしていた時にビンのふたが開かなかったんですよ。
出来るだけムラが出ないように薄く塗り重ねながら、3色塗り終える。
境界線をガンダムマーカーの黒で縁取り。
基本塗装完了。
履帯は別途塗装しました。
続いてスミ入れとフィルタリング。
このあとつや調整とウェザリング・・・となるのですがここで前述した「調整しきれなかった箇所」が発生してしまう。
まずつや消しコート時のカブり。曇り空の朝に作業したからでしょうね。湿度がまだ高かったのでしょう。
カブりの修正は一旦つや有りを吹いた後につや消しを吹き直すか、つや消しのコート部分をうすめ液で落としてしまうか。
その2つの併用でカブり自体は修正できたと思いますが、ツヤ度合いは思ったとおりとはなりませんでした。
ウェザリング汚しすぎ?は「第一次大戦なら塹壕戦だし、もっと汚れててもいいんじゃね?」と考え、履帯にそって上も下もまんべんなく汚したからと思われ。
以前作ったMk.IVと違いを出したかったというのもありましたが、結果として全体が汚れすぎてしまいました。
少なくとも上半分は下半分と比べて汚れをマイルドにするべきだったなぁと思います。
こちらもやりすぎたウェザリングの修正を試みましたが、やり過ぎると余計な部分まで塗装を落としそうだったのでそこそこで諦める。
そんな作品で恐縮ですが、完成したのがこちら。
斜め前から。
真横から。
このぐらいの汚れは実車でもあったかもしれませんが、単体で見ると汚れすぎのような気がするんですよ。
塹壕を模したベースつければ気にならないのかもしれませんが。
以前作成したMk.IVと一緒に。
唯一良かったと思ったのは筆塗りでの迷彩塗装が思ったとおりに塗れたこと。
丁寧に塗り重ねればそれほどムラにはならないですし、ムラになってもその後の工程を重ねていく過程で目立たなくなる場合も。
もっと塗装面積の大きい1/35等で筆塗り迷彩するときの、いい取っ掛かりになったと思います。