今月読んだ本:コンプリートSYNTHプログラミングブック

ということで予定通り月1冊ぐらいのペースでDTM・音楽関連の本読んでますので、第1回目の感想をば。

読んだ本:コンプリートSYNTHプログラミングブック
¥ 2,625


この本にした理由はきちんとシンセの使い方や概念を理解したかったから。
全部で5章立て。

第1章 サウンド学入門
第2章 減算式シンセサイザーの音作り
第3章 FM式シンセサイザーの音作り
第4章 その他のシンセシス方式
第5章 機種別サウンドメイキング道場


いきなりシンセの話に入るのではなく、シンセをいじるにあたって必要と思われる
要素をサウンド学入門として一番最初に述べられている。
具体的には音の高さ、音の大きさ、音色、最後にエンベローブ。
これらの要素をその後の音作り方法で絡めて説明してくる。


で、メインパートの減算式とFM式の説明だが、原理や各種パラメータの意味が分かりやすく
解説されており、加えてCDで実際の音を確認できることがイメージが非常にしやすい。


しかしなんといってもFM式のシンセの説明がGood。減算式は適当なシンセ触ってなんとなく
分かるかもしれないが、FM式はもうさっぱりなんで。
きちんと理解するためにはもうちょい読み進めて実際にFM式シンセを触る必要がありますが、
基本的な仕組みは理解できた、と思う。

もちろん減算式もマル。今まで分からなかったパラメータがよく分かった。LFOとか。
減算式の機能はとにかく覚えておいて損ないかと。


その他のシンセシス方式はまぁおまけ。こんなのもあるよ程度。
機種別はものがあればそのままいけるし、ほかのシンセでも参考になりそう。
実際私もsynth1いじりながら「ふーん」とか「ほー」とかやってましたから。


ということでシンセ系触るならこの手の本は読んでおいて損ないでしょう。
プリセットから完全に脱却できなくとも、狙った方向への音の改造は出来るようになりそうです。
ただし、シンセに関するウンチクみたいのは皆無です(歴史とか・・・)
あとそもそものHogeFuga入門、に関する部分も少ないので、多少DTMやっている人向けでしょう。


総合評価:シンセサイザーの音作りがよく分かりました。



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