不定期ゲーム昔話の時間です。
源平討魔伝、ファミコン版の話です。
ファミコン版はAC版やPCエンジン版と違いボードゲームとRPGを組み合わせたような、ひとことでいうと、
「ゲーセンで見た源平と違う!」
と言われちゃうちょっとかわいそうな子でした。
そもそもスプライト数の関係で完全移植できたのはX68000版だけと聞いており、ハードの能力の問題でファミコンに移植するにはたとえアクションだとしても大幅変更せざるを得なかったのです。
ということで経緯はどうあれ、アーケード版とは全く違うものとして発売されたようです。
ただ、私はアーケード版を後から知ったのでその辺はあまり気にしてなく、多人数プレイが楽しいゲームとして認識してました。
用はアレ、バンゲリングベイ2P。あれでもっとやれることが増えたと思えば。
なのでものすごい勢いで足の引っ張り合い。打倒頼朝はどこいった?
どう考えても敵側の方が楽しいんですよね。攻める国を選び、その国の城を目指す。
そのとき敵側は城に行くのを邪魔すべく魔物呼び出す。
城に行ったら城主との戦闘。そこそこ強い。倒せばその国を自分のものに出来る。
戦闘はRPG。景清は1人だが魔物は連続で呼べる(限りあり)。特殊攻撃やらなんやらしまくって景清粉砕。
当時子供だったこともあって容赦なし。なさけむよう。
まぁ自分のターンでも同じ目にあうんですが。
そんなこんなでボードゲームというかSLG+RPGなんで進みがやたら遅い!
足の引っ張り合いするのでなおさら。
なんで、最初こそ多人数プレイは面白いものの、そのうち飽きて
「・・・・・・・そろそろやめる?」
となるわけです。
で、
多人数プレイの方はこのぐらいにして、1人プレイの話をしましょう。
多人数プレイは確か相手をCPUにすることも出来、それで頼朝倒した人も多いはず。
ここでいう1人プレイは↑上記のモードではなく、純粋に景清が鎌倉に向かって頼朝を倒すモードです。
これがかなりシビア。気合入れてプレイしないとクリアが出来ません。
多人数プレイモードは回復や攻撃などの呪文の制限が事実上ありません。
実際にはあのやたらデカイ箱にマップやら駒やらと一緒に付属されている「呪文カード」を使い、その呪文カードがなくなったら呪文が使えない、というルールなのですがそんなの無視してしまうので呪文使いたい放題。
従って回復もし放題。
しかし1人プレイモードはきちんと呪文回数制限があるのでおいそれと呪文が使えません。
また本当の意味での「運」的要素も大きく、敵からダメージ受けるときはたっぷり受けるので予定せずに死んでしまうことも。(逆も然り。受けないときは受けない。自分の攻撃も同様)
そのため戦闘の難易度が非常に上がってます。能力が低い序盤はそれが顕著。
これが難易度を上げている大きな要因かと。
多人数プレイに飽きたころ、この1人プレイの攻略にいそしみました。
セーブは無いので必然的に長時間プレイ。最終的に土曜日の午後潰してクリアした覚えが。
基本は普通のRPGと一緒でとにかく敵を倒しまくって「徳」をためて能力のアップ。
呪文による回復は制限があるので地蔵でお金払って回復。
・・・・・とやっているうちに運悪く大ダメージくらって死亡する、とか。
さんざん言われてるファミコン版源平倒魔伝ですが、この1人プレイはそんなこんなでやり応えがあると思います。
RPGライクにアレンジされた、と考えれば遊べます。
1人プレイもセーブないのでクリアに時間がかかりますが、上手く進められるようになれば1~2時間でクリアできるようになるかと。
とにかく序盤。序盤さえ乗り切ればあとは・・・・
あとフィールドのBGMがアーケード版にはないファミコンオリジナルで結構いい曲かと。