NES(海外版ファミコン)72pinコネクタ交換

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NESこと海外版ファミコン購入したはいいが、うまくゲームが動かず、調べた結果72pinコネクタに問題があるとみた。よし新品72pinコネクタ注文だ!


・・・・・というのが2週間前のお話



やっと届きましたよ、新品の72pinコネクタが。

新品NES72pinコネクタ


新品の72pinコネクタとメンテナンス用の特殊ドライバ。
メンテナンスセットとして売ってました。

NES本体は普通のプラスドライバで分解できますが、ソフトの方はこの特殊ドライバでないと分解できません。
スーファミとかで使われているねじと同じものですね。
大型サイズのファミコンのねじ止めでも使われています。


さて、本体分解していきます。
先ほども述べたとおりNESの分解はプラスドライバのみでOK。



底面のねじを全部はずして中開けます。

NES分解1




次にこの鉄板はずしてROMカセット差込部分をむき出しにします。

NES分解2


72pinコネクタが見えました。
黒い、ROMカセット差込部分も取ってしまえば、72pinコネクタだけはずせるようになります。



NES分解3


72pinコネクタをはずした状態です。
メイン基盤を浮かせないと72pinコネクタ取り出せないので、このとき右上の電源やビデオ出力の部分とメイン基盤をいっしょに固定しているねじもはずしちゃいます。



72pinコネクタ


72pinコネクタです。

写真中にも書き込んだとおり、上がNGのもの、下が新品で、コネクタ自体の上がROMカセットと接続、下はメイン基盤と接続する部分です。

上のNGのものが自分でコネクタ持ち上げて調整したので、ガタガタですが、下の新品はきれいにそろってます。





ということで交換します。
さくさくと元に戻し、ゲームを起動!






・・・・・・・・・・・・・・・と、起動するようになったソフトもあるんですが、相変わらず起動しないソフトも存在。

おいおい新品に交換したんだぜ。





しばし考えたのち、ソフトの方のコネクタを掃除することを選択。
いや、前回も綿棒でやりましたが、今回分解用の特殊ドライバがあるので、基盤を取り出してクリーニングする。



ソフト分解1


ROMカセットひっくり返すと3つのねじがあるので、これを先ほどの特殊ドライバーであける。




ソフト分解2


分解。中身スカスカ。



そしてROMカセットのコネクタ部分を、

ソフトクリーニング用


無水エタノールと布で気合入れて磨きます。



動かないソフトはソフト側のコネクタが磨耗・腐食している感じに思えます。
結局動く動かないにかかわらずすべてのソフトを分解してコネクタ磨きました。







するとどうでしょう・・・・・


TreasureMaster起動


おお、前回どれだけ頑張っても画面がバグってしまうTreasureMasterが無事起動しました。



ちなみにゲーム内容はアクション・・・・ですが・・・・クソゲーちょっと難易度高そうな感じ・・・

TreasureMasterゲーム画面1


上下左右に画面切り替わりでスクロールします。
ちなみにこの靴とらないと攻撃すらできない。



TreasureMasterゲーム画面2


よく分からない敵。靴取ったあとなら蹴りで倒せます。
上から踏んでも倒せるんじゃねーの、と踏んでみたらダメージ受けた・・・・


曲はティム・フォリン氏作なんでものすごいことになってます。




その他、前回動かなかったゲームは以下のとおり。



Pictionary


Pictionary。曲はティム・フォリン氏作。



SkyShark


SkyShark(飛翔鮫)。こちらも曲はティム・フォリン氏アレンジ。




LegendaryWing


LegendaryWing(アレスの翼)。
ティム・フォリン氏の作品ではないですがなかなかの良曲。



と、いうことで無事すべてのソフトが起動、プレイできました。
でも時々正常に起動しない場合があるので、接触の問題は常に付きまとうのかもしれない。
多分、この前から差し込む方式に問題があると思うので、日本のファミコンのように上から差し込むタイプなら問題なさそうに思えます。
具体的には、海外のニューファミコンやファミコン互換機、FC-NES変換アダプタなど。




後者2つは日本でも買えますね。
というかそのどっちかでプレイしている人が圧倒的に多いと思われ。
ただ、互換機や変換アダプタは動かないソフトもあると聞いているので、最終的には海外版ニューファミコンになってしまうのでしょうか。



いや、それで動くという保証は無くあくまでそっちのほうが接触いいんじゃないの?という予想だしな・・・
機会があれば購入を検討するか。


ところで、Pictionaryというソフトがなかなかに興味深いソフトでした。
後日詳しく紹介したいと思います。


コメント(6)

こんばんは!それにしても、すごいです。海外のしかもちょっと壊れかかっているゲーム機とROMなどを修復して起動させるとは!!!恐れ入りましたです。


機械の分解って怖そうだけれど、面白そうです。私も海外版のハードが欲しくて欲しくて。北米版のwiiですが(^^;。日本で売ってないものをプレイするだけの為に買うのを躊躇してしまいますが(そこに至るまでの過程も相当労力を要するようで・・・)、それでも情熱があればここまで出来る!!というのが良く分かる記事で、読んでいて胸が熱くなりました。日本に住んでいると、そういう意味ではいろいろと狭い世界で、情報収集も大変そうですね。


海外のレトロなゲーム業界で活躍していたコンポーザーの作った曲を聴ける喜びは相当なものですね。しかも、net上ではなく、直に自分のうちでプレイしながら聴けるのは尚更良いですね。


しかし、無水エタノールってすごいんですね。。私も他の電器類で試してみようかな?と思ってしまいました。そういえば、夏になる前に、昨年買った、タワー型の扇風機の埃を完全除去したく、適当に分解して、お風呂場で豪快にシャワーを浴びせて洗ったんです。。。。


モーター部分とか、ROMっぽいものが見えるところだけ(適当に)ビニールをかぶせましたが、その後、ベランダに天干しなどの力技で、見事、新品同様になりましたが・・・さすがに、クラシックゲーム機にシャワーは無理そうです。


最近はどんどんnet上のとか、ケータイのアプリとか、音楽にしても、ほとんど無形化&デジタル化してきているので、そんな修復的なことも出来なくなる日もくると思うと、なんだかさみしいような気もしてきました。てなわけで、なぜだか機械にロマンを感じました。無事に起動できてなによりです^^

90年代にアメリカにいたことがあるので、そのときはNESでしたが日本のファミコンに比べてものすごく接触が悪かった記憶があります。

そのくらいで普通というか、さすがアメリカ人は細かいことは気にしない様子でした。


横にスライドさせる構造も接触不良の大きな原因になっている気がします。

そういえば、良く行くとあるブログでPCのマザーボードやゲーム基盤を
水洗いし、基盤にダメージを与えない洗剤で洗い、カワックで乾燥させて
起動できないソフトや、よごれたボードを綺麗にしている人がいたなぁ、
最初のころは失敗して起動できないと言う残念な結果になったりしましたが
挽回しSNESを洗いマザーボードを洗い、ソフトを洗う、普通じゃ考えられ
ない掃除の仕方ですが・・・、まねしない方がいいですよ?(誰がするねん!w)

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